本展示について

新型コロナウイルスの影響で公開機会を失った、住宅設備機器及び建材の大手企業である株式会社LIXILが、企画した展示を真庭で再現します。

江川三郎八について

江川三郎八は、明治から昭和にかけて、福島・岡山両県の建築界で活躍した人物です。
元堂宮大工の江川三郎八(1860-1939)は、故郷の福島と赴任先の岡山で県の建築技師として、学校、警察署、銀行などの擬洋風建築を主に、多くの建設設計に携わりました。岡山では「江川式建築」と呼ばれ、同県の建築デザインを特徴付けるまでになります。その真骨頂は福島で出会った洋風の橋梁構造(トラス)を取り入れた独自の「江川式小屋組」です。江川はこのトラスを建築の屋根構造にも活かし、圧巻の大空間を創造しました。加えて、いくつか共通する江川好みの豊かな意匠や、日本建築の寸法体系など元堂宮大工ならではの癖がまた江川式建築に独特のリズムと印象を与え、愛着が湧きます。江川は明治を代表する建築家らの薫陶を得ることで、擬洋風建築の域を超えるまでの独自のスタイルを確立していきます。

”江川式”擬洋風建築

本展では、”江川式”が特に色濃く出る時代の建築のうち岡山から8作品、また福島からはその源流とも考えられる1作品の計9作品を撮り下し写真と解説で紹介します。その他関連の模型4点等実資料や、かつてあった作品も豊富な古写真でご案内します。幸いにも現存作品が多い江川式建築です。同展を機に江川式建築に触れていただき、当時の風景を思い浮かべながら、その魅力をご堪能ください。

期間

  • 2020年6月13日(土)~9月29日(火) 9:00~18:00 水曜日休館

入場料

  • 無料

会場

  • 第一会場(建築パネル展)

    エスパスガレリア

  • 第二会場(建築模型展)

    旧遷喬尋常小学校

アクセス

米子自動車道・久世ICから西へ4km
中国自動車道・落合ICから北へ7km
JR姫新線久世駅から東へ800m
久世駅前特急バス停から東へ800m

オープニングセレモニーの様子

  • 展示にあたり、オープニングセレモニーを開催しました。